ロトの結果を見ると、前回と同じ数字が次回にも含まれることがあります。「一度出た数字は続けて出にくい」「前回数字を1個残すとよい」といわれますが、実際には何個共通するのが普通なのでしょうか。
結論からいうと、ミニロト・ロト6・ロト7はいずれも前回と1個共通する結果が最も多く、実測値も組み合わせから求めた理論値に近い結果でした。ただし、前回数字そのものの次回確率が特別に上がるわけではありません。
この記事では、連続する2回を1組として、前回と次回の本数字の共通数を全期間で集計します。
| ゲーム | 対象回 | 比較した連続ペア | 数字 |
|---|---|---|---|
| ミニロト | 第1回〜第1395回 | 1,394組 | 1〜31から5個 |
| ロト6 | 第1回〜第2120回 | 2,119組 | 1〜43から6個 |
| ロト7 | 第1回〜第686回 | 685組 | 1〜37から7個 |
集計日:2026年7月19日。本数字だけを対象とし、ボーナス数字は除外しています。
検証する疑問
前回の本数字は次回にも残りやすいのでしょうか。1個共通が多いという実測結果は、前回数字に特別な継続力があることを意味するのでしょうか。
この記事では、ミニロト・ロト6・ロト7の連続する全抽せんを比較し、共通数0個から全数字一致までを数えます。超幾何分布から求めた理論割合と実測割合を同じ階級で比べ、ゲームごとの選択数と数字範囲による違いを検証します。
前回共通数とは
連続する2回の本数字を集合として比べ、両方に含まれる数字の個数を数えます。
前回:02・08・15・21・27・31
次回:04・08・16・21・28・31
共通数字:08・21・31
共通数:3個
ナンバーズ4は「同じ桁」を比べるか「含まれる数字の種類」を比べるかで定義が変わるため、この記事では重複なしのロト3種に限定します。
この記事の固定集計
本文は、ミニロト第1395回、ロト6第2120回、ロト7第686回までの連続ペアを比較した研究スナップショットです。最新結果はミニロト、ロト6、ロト7の各データ分析ページで確認できます。
研究スナップショット:ミニ1,394組・ロト6 2,119組・ロト7 685組/再検算日:2026年8月10日
3ゲームとも1個共通が最多
| ゲーム | 0個・理論/実測 | 1個・理論/実測 | 2個以上・理論/実測 |
|---|---|---|---|
| ミニロト | 38.71% / 36.30% | 43.99% / 45.84% | 17.29% / 17.86% |
| ロト6 | 38.13% / 36.48% | 42.90% / 45.78% | 18.97% / 17.74% |
| ロト7 | 19.77% / 18.54% | 40.37% / 42.19% | 39.85% / 39.27% |
連続する全抽せんを比較
| 区分 | 値 |
|---|---|
| ミニ0理論 | 39% |
| ミニ0実測 | 36% |
| ミニ1理論 | 44% |
| ミニ1実測 | 46% |
| ミニ2+理論 | 17% |
| ミニ2+実測 | 18% |
| ロト6 0理論 | 38% |
| ロト6 0実測 | 36% |
| ロト6 1理論 | 43% |
| ロト6 1実測 | 46% |
| ロト6 2+理論 | 19% |
| ロト6 2+実測 | 18% |
| ロト7 0理論 | 20% |
| ロト7 0実測 | 19% |
| ロト7 1理論 | 40% |
| ロト7 1実測 | 42% |
| ロト7 2+理論 | 40% |
| ロト7 2+実測 | 39% |
出典・条件: 宝くじデータラボ保有データと超幾何分布による組み合わせ計算 2個以上は2個から全数字一致までを合計しています。
ロト7は7個を37個から選ぶため、前回の7個と接触する機会が多く、2個以上共通する理論確率が約39.85%あります。ミニロトとロト6では2個以上は約17〜19%です。
0個共通を除いた理論割合と実測割合
| 区分 | 値 |
|---|---|
| ミニ理論 | 61% |
| ミニ実測 | 64% |
| ロト6理論 | 62% |
| ロト6実測 | 64% |
| ロト7理論 | 80% |
| ロト7実測 | 81% |
出典・条件: 超幾何分布による理論値と、固定期間の連続する全抽せんペア 1個以上には、1個共通から全数字一致までを含みます。
少なくとも1個が共通する実測割合は、ミニロト63.70%、ロト6 63.52%、ロト7 81.46%でした。理論割合もそれぞれ61.29%、61.87%、80.23%で、ロト7が高いのは37個から7個を選ぶため前回の7個と接触する組み合わせが多いからです。
共通数の理論確率はどう計算する?
前回の本数字を固定し、次回の組み合わせが前回数字から何個、残りの数字から何個を選ぶかで計算します。
ロト6で1個共通する場合、前回の6個から1個、前回に含まれない37個から5個を選びます。
ロト6で1個共通する組み合わせ
= C(6,1) × C(37,5)
理論確率
= C(6,1) × C(37,5) / C(43,6)
≒ 42.90%
0個なら前回以外の37個から6個、2個なら前回の6個から2個と残り37個から4個を選びます。
ミニロトの実測分布
| 共通数 | 理論割合 | 実測回数 | 実測割合 |
|---|---|---|---|
| 0個 | 38.71% | 506 | 36.30% |
| 1個 | 43.99% | 639 | 45.84% |
| 2個 | 15.30% | 225 | 16.14% |
| 3個 | 1.91% | 23 | 1.65% |
| 4個 | 0.08% | 1 | 0.07% |
| 5個 | 0.0006% | 0 | 0% |
ロト6の実測分布
| 共通数 | 理論割合 | 実測回数 | 実測割合 |
|---|---|---|---|
| 0個 | 38.13% | 773 | 36.48% |
| 1個 | 42.90% | 970 | 45.78% |
| 2個 | 16.25% | 332 | 15.67% |
| 3個 | 2.55% | 39 | 1.84% |
| 4個 | 0.16% | 5 | 0.24% |
| 5個以上 | 約0.0037% | 0 | 0% |
ロト7の実測分布
| 共通数 | 理論割合 | 実測回数 | 実測割合 |
|---|---|---|---|
| 0個 | 19.77% | 127 | 18.54% |
| 1個 | 40.37% | 289 | 42.19% |
| 2個 | 29.07% | 188 | 27.45% |
| 3個 | 9.32% | 70 | 10.22% |
| 4個 | 1.38% | 11 | 1.61% |
| 5個以上 | 約0.09% | 0 | 0% |
前回数字の次回確率が上がるわけではない
共通数1個が最も多いのは、前回数字に継続する力があるからではなく、その条件に該当する組み合わせ数が多いからです。
ロト6では前回に出た特定数字も、出なかった特定数字も、次回に含まれる理論確率は6/43です。前回数字を残す方法は数字選びのルールにはなりますが、特定1口の当せん確率を高める根拠にはなりません。
共通数の正しい使い方
- 連続する抽せんの似かたを分類する
- 0個・1個・2個以上の理論値と実測値を比較する
- ゲームごとの選択数と数字範囲の違いを確認する
- 「前回数字は消す・残す」を未来予測として断定しない
数字別出現回数の正しい見方、未出期間と確率、宝くじ分析の落とし穴もあわせて確認してください。
再現・検算手順と限界
- 各回の本数字を集合にし、第1回と第2回、第2回と第3回のように隣り合う回を比較する。
- 集合の共通要素数を数え、0個から全数字一致までの階級へ集計する。
- 実測階級の合計が、抽せん回数から1を引いた連続ペア数へ戻ることを確認する。
- 理論値はC(k,r)×C(N-k,k-r)÷C(N,k)で求め、全階級の確率合計が1になることを確認する。
再集計では、ミニロト506+639+225+23+1=1,394組、ロト6 773+970+332+39+5=2,119組、ロト7 127+289+188+70+11=685組となり、本文表と一致しました。連続ペア数、階級合計、理論確率合計のいずれかが同条件の再計算と一致しなければ、この分析は反証されます。
共通数は前後2回の似かたを分類する指標で、特定数字の継続力や予測精度を測るものではありません。実測と理論の差には有限回のばらつきが含まれ、ボーナス数字や購入口数、配当は対象外です。
集計条件と出典
| 対象 | ミニロト、ロト6、ロト7 |
|---|---|
| 数字 | 本数字のみ。ボーナス数字を除外 |
| 比較 | 第1回と第2回、第2回と第3回のような連続ペア |
| 集計・検算日 | 初回集計2026年7月19日/再検算2026年8月10日 |
保存形式と集計方法はデータの出典・集計方法で公開しています。
まとめ
- ロト3種とも前回と1個共通が最も多い
- 実測分布は組み合わせから求めた理論分布に近い
- 2個以上共通はミニ・ロト6で約18%、ロト7で約39%
- 共通しやすさは前回数字の予知力ではなく組み合わせ構造による
- 共通数は過去結果の形を整理する指標である



